ということで、授業でも沢山このoccupy運動についてdiscussする機会がありました。
そもそもこの運動は、アメリカの市民の99%は、Wall Streetで働く1%の人達(具体的には、投機マネーと呼ばれる、為替や株・債券などの売り買いの差額によって得られた莫大な利益を手にしている大銀行、大証券会社などの金融機関)に搾取されているという意味のスローガン"We are the 99%"を掲げ、民主主義、自由の国であるアメリカの主義に反していることを訴えているものですね。
金融機関に勤められる人というのは、親も高学歴、高収入だったからハイレベルの学問を身につける機会、その他の経験も備えているというバックグラウンドの持ち主になれたわけで、アメリカンドリームという言葉がある国からしたら不公平の象徴的存在と見られるのです。
(証券会社の話にしぼられちゃうけど、、ちょっと、その社会的役割について。)
そもそも証券会社って何してるかっていうと、証券を売り買いしてその差額を得たら手数料もらっているってのが一般人に知られていること(だと思う)。
株や債券、為替などを組み立てた証券を商品として企業や銀行、政府機関などに売ったりしてるんだけど、その差額によって得られたお金の手数料だけで何であんなに高給取りなんだよーって思われちゃうのも分かる気がするw
だけど、そもそも何で企業とかが金融商品をこういう証券会社から買うかっていったら、もちろん必要だからなんですよね。
例えば、トヨタは車を製造して国内でも売ってるけど国外にも輸出してる。だけど今みたいに円高の時期に沢山輸出しても今までと同じ利益を出すことができない。そうだからってR&B費を削減したら他社に負けちゃう。そうゆうようなリスクを回避するために、金融商品を買って、車の販売以外のところで収入を確保する必要が出てくるのです。
という訳で、証券会社は世の中のおかねの循環を助けているだけでなく、企業の設備投資費などを保護していて、結果的に社会の発展の基盤を支えている役割を担っているのですー。
(やっと、夏にパリバでインターンさせていただいたことの一部をアウトプットした笑)
しかしですね、この”社会の発展を支えている”っていうのは言葉では言えるもの。弊害が大きくて投資とか直接的に関係ない私たちには大迷惑なんだよ!!っていうのがoccupyしてる人達の言い分。
確かに、彼らの言う弊害は大きいかもしれない。投機することによってガソリンとかその他日用品の価格が上がり生活が苦しくなるだけでなく、金融商品が失敗した時(それも作戦の1つということもありえるが)に与える社会的ダメージ、景気後退、更には失業率の増加など、世の中の大きな動きはお金の動きに支配されているといって全く過言じゃない。
We are daring to imagine a new socio-political and economic alternative that offers greater possibility of equality.
Occupy Wall Street HPより
この運動の面白いとこは、アメリカ各地の広場とかにこの運動の賛同者がテントを張ってそこで生活し始める、その土地をoccupyしてしまうというとこです。
私が始めてこのテント軍団の実際の様子を見たのはBostonで、最初はHomeless peopleかと思ってました笑 バカでごめんなさい笑
「未来への同意を作るっている」って言っているのがかっこよかった。
アメリカってすっごい広いけど、その国民が一つになっている感じがあった。
この広い国のどこに居ようとも、誰もに関わっている問題について話し合い、自分たちの態度を行動で示す。
なんとも大きい国だね。
やっぱり日本とはちがうなー。
デモとかって、ニュースで取り上げることもあるけどあんまり人から関心集まらないし、なんかやってる人達がいる、っていう認識だよね。
自分の意見を声を大きくして主張するっていう文化がない気がする。
確かに、アメリカでoccupy movementがあったから何か変わるかって言うとまだ分かんないよ。だけど、今回の動きって、私もあなたと同じ考えを持っているっていうのを実際に顔を合わせて共有できていること、そして、自分たちの未来は自分たちが作るんだ、ただ毎日を過ごしてて世の中のことは政治家に任せているんじゃないんだっていう責任感を確認しているように見える。
てか、私からはこう見えるだけで、アメリカ国民からすれば普通のことかもしれない。アメリカの選挙制度とかを見ても、みんなで話し合うことが組み込まれてるしね。
とまあ、occupy 運動について、証券会社について脱線しながらも書いた訳ですが、私はどちらの立場を立つかってことが判断できません。
まず、さっき引用したとこにある「あたらしい経済」って言葉が私にはすっごい引っかかるんだよね。
もちろん意味は分かるよ。だけど、その経済ってのはどういうものなのか、見えないけど求めるってことがすごいもどかしくてなんとも身動きができないような感覚に陥る。
あと、金融業界が景気後退の原因に加担していることはあるかもしれないけど、資金をやりくりするにはなくてはならない業務だし、社会基盤を支えているのは確か。しかもこの業界で働いてる人なんて、本当に激務。尊敬できる。
悪者扱いされているのがちょっと残念なのです。
最後に追加で。
UC Davisの授業でもoccupy Davisについて話し合うことがあったってかいたけど、何が話し合われたかって言うと、もうちょっと自分たちの生活に引き戻した話でした。
pepper sprayをかけられた生徒たちってのは非暴力の形でprotestしてたのに、そこに警察がpepperという暴力の形を取って対処しようとした。
こんなことする警察って、私たちには必要なの?(UC Davisは大学の警察官を持っているのです)
そもそも、University of California ということで税金を払って勉強させてもらってるはずだけど、市立大学より高い学費払ってしかも設備悪かったりしてるのってどうなの?
どうやら、UC Davisの学生寮は家賃が高いようです
ちゃんと、自分たちの環境を他と比べて認識し直そうってことを確認してました。
きちんと自分たちの求めるものは何なのかを伝えることは自分たちのために必要なんだって点でWall Streetの動きと繋がってるのね。
慶應も高額の設備費払ってるのに図書館とか教室がしまるのが早いから、学事に積極的に伝えていこうかしらー
occupy Davisの様子
photo from http://www.goodreads.com/author/show/5255323.Ozzie_Zehner/blog
p.s. ネットで調べた情報とかも交えて自分で解釈した説明(てか、自分の忘備録として)書いたので、間違ってるとこがあったら教えて下さい!
更なるp.s. 次の日に、アメリカの選挙率について調べてみたら私の考えが覆されたので(笑)、誤解をまねかないようにこちらも見ていただけると嬉しいです。

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