妹の部屋にあって、イラストと一緒に書かれてたから、直ぐ読み終わるだろうとおもって読み始めたんです。
実際すぐに読み終わりました。30分かからなかった。
なんでブログまで書くようになったかというと、すごいこの作者、佐藤雅彦さんの文章が好きだと思ったからです。
こんなに美しい文章ってあるものか、ってひさしぶりに見た感じ。
銀色夏生とか、村上春樹とかの文章が前から好きなんだけど、最近はもっぱら新聞とか論文とかばっかり読んでたから、こういう生活味のあふれるというか、すんなりと読める文章をよんできていなかったから余計に美しいと感じたのかも。
この「プチ哲学」は、ちょっとだけ深く考えてみる方法というか、視点を優しい文章と作者自身が書いた絵で説明しています。そこの内容だけだったら、結構当たり前なことが分かりやすく書かれているという印象。
私が感動したのは、本におまけ的な要素で付け加えられているのかな、巻末に「佐藤雅彦のプチ哲学的日々」というコーナー(?)があるのだけど、その日記の文章です。
歯医者や歩道、駅、よく食べに行く蕎麦さんでの発見が、すごくいきいきと書かれている。しかも、その書かれていることがおもしろい。
なにが自分の文章と違うのかと考えると、彼の日記は読むたびにその時の追体験が新鮮さをもってできるということだと思う。
日記を書く時って、自分の中では結果が分かってるから、その結果を最初に書いちゃったり、コンパクトにまとめようとするじゃない。でも本当は、自分の思考の回路を記録するものなのかも。だから、ふつーに何も考えず、時系列にそって必要な要素をピックアップして書いていく方が良いのかもね。
なにが起こったかを記録するのも大切だけど、そこでなにを考えたかということを重点的に書くことも大切。
それだったら、自分でスクラップブック的になにをしたのか記録する日記と、何を考えたのかを記録する日記に分けて書けばごちゃごちゃしないのかな。
あとは、視点の面白さ。
これぞ、プチ哲学的要素があってこそ。